在宅介護はご家族にとって、またご本人にとっても負担が小さくありません。介護を続けていくにしても、「どうしたらいいかわからない」という戸惑いや事故への不安が常につきまといます。仕事や用事で十分なケアができないときもあるかもしれません。在宅介護であっても介護サービスを上手く活用することで、ご家族やご本人の負担を大きく軽減することが可能です。

今回は、これから在宅介護を考えられている方、もしくは今在宅介護をしていて不安感や負担感を感じられている方のために、在宅でも使える介護サービスについてご紹介します。

大阪府富田林市にお住まいの方に向けた有益な情報もご提供します。

訪問介護

介護士がご自宅に訪問してケアを実施する介護サービスです。食事や入浴、排泄などの「身体介護」から、料理や洗濯、掃除などの「生活援助」も行います。

ホームヘルパーがケアをしている間はご家族の方が外出することもできます。プロに介護を任せることができるので、事故などの心配も少ないです。

何よりも、在宅で介護ケアを受けられるので、「余生を自宅で過ごしたい」「自宅で面倒をみてあげたい」という希望を叶えることができるのが最大のメリットと言えます。

デイサービス

「通所介護」とも呼ばれます。その名の通り、日中のみ介護施設に通ってケアを受けます。少子高齢化によって利用者は年々増加。新しい施設もどんどん開設されています。

食事や入浴、排泄介助だけでなく、レクリエーションやイベントも豊富で、楽しく過ごすことができます。他の利用者との交流もできるので、孤独感を感じない・生きがいが感じられる「高齢者の交流の場」という側面もあります。

また、デイサービスを利用することでご家族の方が日中は介護をする必要がなくなるので仕事や用事を済ませることができます。特に共働きの方が利用されるケースが多いです。訪問介護と同様、介護のプロによるケアが受けられるので事故のリスクを減らすことにもつながります。

ショートステイ

ショートステイは一定期間のみ介護施設で暮らしてケアを受けるスタイルの介護サービスです。特別養護老人ホームなどの入居型の介護施設は生涯利用することができますが、ショートステイは「1ヶ月につき連続して最長30日まで」もしくは「介護認定期間の半数まで」という期間の定めがあります。

普段は在宅で介護をしていて、ご家族の方が仕事や旅行、冠婚葬祭などの都合でどうしても家を空けなければいけないときに利用されるケースが多いです。また、介護疲れを感じたときに一時的に要介護者に入居してもらって疲れを癒やす、特別養護老人ホームに入居するまでのつなぎとして入居してもらうなど、さまざまな目的で利用することができます。

ケアの内容自体は特別養護老人ホームと同じく身体介護と生活援助がメインです。また、レクリエーションやイベントなども行われます。

ケアプランセンター

ケアマネージャーが在籍し、ケアプラン(介護計画)を作成する施設です。ケアプランセンターが直接介護サービスを提供することはありませんが、介護保険を使って上記の訪問介護やデイサービス、ショートステイといった介護サービスを受けるためにはケアプランが必須となるので、介護サービスを受けられる方、そのご家族の方が必ず利用する施設となります。

まずはケアマネージャーと要介護者本人、ご家族が面談し、状況やご要望を確認して適切な介護サービスをご提案します。その後、ケアプランを作成して介護施設の担当者や行政機関と調整し、介護保険の利用手続きや介護サービスの申込みなどをサポートします。

いわば、介護を受ける方・ご家族と、介護事業者・行政機関との橋渡し役のような存在です。「どんな介護サービスを受ければいいの?」「家族が要介護状態になったけどどうすればいいの?」といったように、介護に関するお悩みごと全般を相談することもできます。

介護サービスを受けるなら、介護のことで困ったことがあったら、まずはケアプランセンターに相談してみましょう。

まとめ

在宅介護であっても、介護サービスを上手く活用することで、ご家族の方は仕事や家事などの両立ができるようになります。介護される方にとっても負担や事故のリスクを大きく軽減することができます。無理に「家で自分たちがぜんぶ面倒を見よう」と思うのではなく、介護のプロに頼ることが、在宅介護を継続させるポイントの一つだと言えます。

大阪府富田林市の医療法人祐青会では、「ゆうせいデイサービスセンター」「くすのきデイサービス」「デイサービス弥生」、「ショートステイ弥生」、「グループホームくすのき苑」など、幅広い介護施設を運営しています。「ケアプランセンター弥生」も開設しているので、介護に関するお悩みごと相談や介護保険の手続き、介護サービスの紹介なども可能です。

富田林市で在宅介護を考えられている方、今在宅介護で負担を感じていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください。